レッドデータブックでは、平成18年に北日本集団と南日本集団の2種類に分類されました。
もう少し細かく見てみると、南日本集団はさらに9つの型に分類できます。
また、メダカは日本だけでなく、世界にも生息しています。
皆さんのお住まいの地域にはどんなメダカが生息しているのでしょう。
国内の分布
日本国内でのメダカの分布は、大きく分けて北日本集団と南日本集団の2つに分けることができます。
さらに南日本集団は9つの地域に分かれており、その地域名からとって、東日本型、東瀬戸内型、西瀬戸内型、山陰型、北部九州型、有明型、大隈型、薩摩型、琉球型と言います。九州地方が細かく分かれているようです。
世界の分布
メダカはアジア、東南アジアだけに生息しています。
日本の青森が北の生息限界になっています。
北海道には生息していません。
日本、朝鮮、中国(一部を除く)に生息しているメダカは日本メダカといい、淡水魚です。
他の地域に生息しているメダカは全て熱帯魚です。
中国でも、海南島に生息しているメダカはハイナンメダカといい、熱帯魚です。
その他に熱帯魚に分類されるメダカは、インドに生息するインドメダカ、インドネシアのチモール島に生息しているチモールメダカ、ジャワ島、ボルネオ島、マレー半島に生息するジャワメダカ、タイに生息するタイメダカ、メコンメダカ、ルソン島に生息するフィリピンメダカ、スラべシ島に生息するセレベスメダカ、マタネンシスメダカ、マルモラータスメダカ、オルトグナサスメダカ、ニグリマスメダカ、プロファンディコラメダカがあります。
以下の写真は名古屋市にある東山動植物園の世界のメダカ館にいった際に撮影した写真です。
動きまわる小さなメダカを撮影するのはとても難しく、かなり小さくてボケた写真ですが、「なんとなくこんか感じ」というのはわかっていただけるかと思います。
今度行った際には、もう少しきれいに撮ってこようと思ってます。
スラウェシコモリメダカはインドネシアのスラウェシ(セレベス)にある湖のみに生息しているメダカです。
スラウェシコモリメダカは、卵を腹に抱いて孵化させるメダカで、特殊な糸で性殖器から10から15個の卵をぶらさげ、孵化するまで〝子守〟をします。
今は環境破壊により激減しており、絶滅危惧種に指定されています。
東山動植物園が命名しました。