メダカ独自の習性がいろいろあります。
そんな中で代表的なものをご紹介します。
体色変化(保護色)
メダカは周りの環境に合わせて体の色を変化させます。
いわゆる保護色変化です。
保護色は敵から身を守るために背景色と見分けがつかないように変化させた体の色のことで、黒メダカは水槽で飼ってその変化を見ることができます。
例えば、水槽底の砂利の色を白っぽいものにすると、黒メダカの体の色もかなり白く変化します。
黒っぽい砂利の場合は、やはり本来の黒メダカっぽく黒くなります。
メダカを飼われている方は、一度、異なる色の砂利を入れた2つの水槽(容器)を用意して、メダカの体色変化を比べてみると面白いと思います。
日本メダカの特性
日本メダカは他のメダカに比べて異なる部分があります。
その1つは、日本メダカは水面付近を泳ぐことです。
他のメダカは水面付近で泳がないので見つけるのは大変ですが、日本メダカはすぐに見つけることができます。
淡水魚、海水魚の違いもあるかもしれませんが、私は今のところ理由を知りません。
オスとメスの違い
水槽で飼育している場合は、メダカの姿を横から見ることができるので、オス、メスを比較的容易に見分けることができます。
オスは、比較的透明な幅広い尾びれで、後半部はやや不透明です。
尻びれと背びれの後端部に裂け目があります。
尻びれと尾びれの先端は白く光って見えます。
繁殖期には、腹びれが黒くなるのですぐわかります。
メスは、幅が狭い尻びれで、やや黄色味を帯びています。
腹びれはメスの方が長くなっています。
なわばり
メダカは、なわばり争いをする習性を持っています。
よく見られるのがえさの奪い合いの時です。
体格の大きいメダカが順位が高いようで、自分のなわばりに入ってきた自分より小さいメダカに対して攻撃をしかけます。
攻撃をしかけられたメダカが傷ついてしまうこともあります。