メダカの品種


最近、様々な種類のメダカが誕生しています。
さらに、ここで紹介している品種の混合品種もたくさん存在します。
メダカの種類によっては、初心者には飼育が難しいものもあります。
初めてメダカを飼育する場合は、黒メダカや緋メダカを飼育し、ある程度経験を積んでから他の品種のメダカにチャレンジするのが良いと思います。

黒メダカ

野生のメダカ。メダカといえばこの野生メダカのことを指しますが、現在は緋メダカの方がポピュラーになってしまったため、区別するために黒メダカと呼んでいます。
また、黒メダカとは言っても、真っ黒ではありません。
メダカの品種で、ピュアブラックとか、男前メダカと呼ばれる本当に黒いメダカも存在しますが、これらとは全く異なります。
黒メダカの色素割合は、黒5:黄26:白1です。

黒メダカ

黒メダカ

青メダカ

メダカは改良品種です。黄色の色素が少ないために青っぽく見えます。
パープルメダカとも呼ばれ、黒メダカのように頭から背中にかけて、さらに濃い色のラインがあります。
見る方向によって、青色が微妙に変化し、非常に美しいメダカです。
さらに色の濃いものは、黒メダカに近い色合いになります。
青メダカの色素割合は、黒5:黄0:白1です。

クリームメダカ

クリームメダカは、灰メダカから黒い色素が無くなった黄色色素と白い色素をもつクリーム色のメダカです。改良品種です。

ダルマメダカ

ダルマメダカは、ダルマのように体長が短くなっているメダカです。
かわいらしく見えるので飼ってみたくなりますが、飼育はやや難しい部類に入ります。
初心者はやめておいた方が良いと思います。
縮みメダカとかバルーンメダカとも呼ばれています。
ダルマメダカより少し体長が長くなっている半ダルマメダカ(ショートメダカ)もいます。
子供もダルマメダカになる可能性が高いです。

蛍光メダカ

台湾で作られた蛍光発色するメダカです。
元々は学術研究用に遺伝子操作で、蛍光発色するクラゲの遺伝子を人為的に組み込ませて改良した品種です。
蛍光メダカをはじめとした遺伝子組み換え動物は、日本では許可無く輸入して販売することはもちろんのこと、飼うこと自体も法律で禁止されています。
生態系を壊さないように生殖できないようにしているとされていたが、完全に生殖機能が失われいる訳でないことが証明されている。
蛍光メダカを繁殖させ、生まれたメダカは見た目には普通のメダカであるが、遺伝子レベルでは普通でない可能性が高いと思われます。

灰メダカ

灰メダカは、黒メダカに比べて黒い色素と黄色の色素が少なく、白い色素が多いために灰色に見えるメダカです。改良品種です。

灰メダカ

灰メダカ

ヒカリメダカ

ヒカリメダカは、背部が美しく光っているメダカです。
背びれの形が尻びれと同じ形になっているのが特徴です。
ホタルメダカとも呼ばれています。
繁殖させて生まれる子メダカもほとんどがヒカリメダカになります。

光メダカ

光メダカ

薄青メダカ

薄青メダカは、黒い色素は青メダカと同程度ですが、白い色素が青メダカの3倍程度なので、薄い青色に見えるメダカです。
改良品種です。

ブチメダカ

ブチメダカは緋メダカの体に黒色のブチ模様があるメダカ
ブチの量は様々で、黒メダカと間違えるほどのブチがあるものもいます。
ペットショップなどで売っているたくさんの緋メダカを観察すると、かなりの量で存在するのが確認できます。
錦鯉ならず錦メダカと言ったところでしょうか。

ブチメダカ

ブチメダカ

緋メダカ

メダカの突然変異種です。
黒い色素がないため、オレンジっぽい色をしています。
緋メダカの生まれは様々な説があり、現在でも正確なことは不明となっています。
緋メダカの色素割合は、黒0:黄25:白1です。

緋メダカ

緋メダカ

ショートメダカ

ショートメダカは、ダルマメダカほど短くはありませんが、普通のメダカより少し体長が短いメダカです。半ダルマメダカとも言います。
ダルマメダカよりは飼育がし易いようです。

スケルトンメダカ

スケルトンメダカはシースルーメダカともいい、色素を持たないために内臓まで透けて見えるメダカです。
目が赤くないため、完全なアルビノ種ではありませんが、一種のアルビノ種であることは間違いありません。
ヒカリメダカのように、背ビレと尻ビレが対照の長さで、尾ヒレがひし形です。
繁殖させて生まれる子メダカの中に、スケルトンメダカはもちろんのこと、ダルマメダカや黄金メダカ、アルビノメダカが混じることがあります。
意外と育てやすいメダカです。
下の写真はアルビノメダカです。
アルビノメダカは光に弱く、また、必ず単独で飼育する必要があります。

アルビノメダカ

アルビノメダカ

白メダカ

白メダカは、改良品種でありアルビノ種ではありません。
黒い色素と黄色の色素がないため白くなっています。
さらに、この白メダカよりも白の色素が多いミルキーメダカもあります。
ミルキーメダカの場合は、尾ヒレが透明。
比較的飼いやすく、初心者にもオススメのメダカです。
白メダカも緋メダカと同様に、江戸時代から存在する非常にポピュラーなメダカで、人懐っこい性格を持っています。

白メダカ

白メダカ


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